娘の放ったひとことで再確認できた、大切なコミュニケーションの要素

ブログ
この記事は約6分で読めます。

こんにちは!

スタジオフォトアライ・ジュエ店長の
荒井ゆうすけです。

 

今日は忘れがちだけど、コミュニケーション(会話)には

こういうことが大切なんだよね、というお話をしていきます。

 

人に話を聞いてもらいたいって思う人は、短い内容なので参考にしてみてください。

それでは、スタートです!

 

スポンサーリンク

コレ、忘れてない?

僕には今日、6歳になる娘がいます。(5月25日)

娘はとくに激しいわがままも言うことなく
それなりに素直に育ってきました。

 

ただ、悩むことのほどでもないのですが、
少し僕や妻が困っていることがあります。

 

それは…

 

「ばっかり食べ」しか、しないこと!

 

なんとなく、わかりますか?

朝ごはんでも、夜ごはんでも、そうなんですが、
同じ種類のものに箸をつけたら

ずっとそればかり食べるんです。

 

例えば、少し前の夜ごはんは、焼きそばだったんです。

 

献立としては、

「トマト」「焼きそば」「みそ汁」「イチゴ」という内容だったのですが、

トマトならトマトだけ、みそ汁ならみそ汁だけ…

一種類ずつだけを、なくなるまで食べるのです。

 

そして、圧巻なのが、焼きそばです。

麺の他にも当然、白菜や人参、エビやお肉など

たくさんの具が入っていますよね?

 

娘は、その具の1つ1つにも
ばっかり食べをするんです!
#麺を1本1本食べているときも

最終的には、全部残さず食べるから
特に問題がないような気がしますが、

具材単体の味だけしか、知らないのです。

 

一人で食べられ始めたときから、ずっと、ばっかり食べ。

ご飯(お米)も例外じゃないんです。

 

お米も、お米ばっかり食べるんです。

 

僕は、焼きそばでも、一緒にお米を食べるくらい、お米とおかずのハーモニーが好きなんですが、

娘には理解されないし、興味も示せない。

 

ちなみに、口の中で色々な食材が混ざって、味が変わることを

「口中調和」っていうらしくて、

 

いろいろと混ぜて、別の良さを惹き立たせることが、

調和を大事にする日本の精神的な気質にあっている感じがします。

 

娘には、その、口中調和と文化や意味のつながりを感じてほしいと思っており

機を見ては、「ご飯とおかずを一緒に食べると美味しいんだよ」って言っています。

 

当然、聞きませんよね…。

 

だから、言い方をこう変えてみたんです!

 

「ご飯とおかずを一緒に口の中に入れて、もぐもぐすると、1モグモグで10回の魔法がかかって、いろんな味になるんだよ」って。

それを聞いていた妻も
(あとから聞いた話で)

「めっちゃいいこと言う!これは食べようとするやろなー」

と、言うんです。

 

でもね、娘が放った言葉は、こうでした…

「それ、私に食べさせようとしている、『魔法』だよね。」

 

見透かされていました。。。

いや、そんな操作してやろうっていう意図はなかったんです。

 

そして、ここで気がついたわけです。

【人に影響を及ぼしたいなら、Whyを伝えよ】ということを。

 

僕はまかりなりにも、メンタルケア心理士として、心理学や脳の構造(主に感情や思考の理解)を学んでいます。

なのに、めっちゃ基本的なことが抜け落ちていました。

 

人に影響を及ぼしたいなら、「なぜ?」をまず伝えるのが、一番いいのです。

これは、太古の昔から、人間の脳の構造上として、そうなっています。

 

「なぜ?」を聞かされると、人間の脳の一番古くにできた部位が反応します。

この部分は、は虫類脳と言われていて、主に感情を司っている部分なんです。

 

人の動機のほとんどは、この感情から発生するもので、直感と呼ばれるものです。

 

この「Why」は、そうしてほしい理由みたいなもので、

その理由は、別段、特別なものでなくてもいいのです。

 

実験として、コピー機でコピーをとるときに
先に並んでいる人に、どうすれば、順番を変わってもらえるか?というものがありました。

1.ただ、お願いする

2.急がないといけない理由を伝えて、変わってもらう

3.「コピーをとらないといけないので、先にさせてください」と言う

 

一番、順番を変わってもらえたのが「2」でした。

そして、面白いのが「3」だったときも「2」と変わらないくらい、順番を変わってもらえたということです。

「3」なんて、コピー機の前に並んでいる人は、全員コピーをとりたい人で、成り立ちにくい理由ですよね。

 

確か、「2」と「3」の違いは、1%の差だったと思います。
(「1」で65%、「2」で97%、「3」で96%くらいだったような気がします。)

状況や環境や場面にもよりますが、ただお願いするだけ(What)だけよりも、

なんらかの理由や想いを伝える、Whyからはじめた方が、いいというわけです。

 

こういうこと、普通に知識として知っていたんですが、めっちゃ大事なときに活かしていなかった。

 

僕は娘に、小手先のWhatだけを伝えて、行動を変えてもらうとしていたんですね。

そりゃ、うまくいかんわ、と。

 

ちょうど、一昨日にイチゴのケーキを食べる機会がありました。

案の定、娘は、「イチゴ」「クリーム」「スポンジ」を分解しています。

 

だからね、僕の失敗を踏まえて、こう言い換えたんです。

「パパはな、娘ちゃんに、いろんなことを知ってほしいんよ」

「子供のときに、いろんなチャレンジをしていたら、大きくなって新しいことを始めるときに、はじめやすくなると思うからさ。」

「大事な娘ちゃんには、チャレンジすることを楽しんでほしいの。」

 

そう言うと、娘は少し考えて、なんと、生まれて初めて(ケーキは)

イチゴ、クリーム、スポンジを一緒に、同時にお口の中に入れてくれたんです!
#なんだこの壮大そうでいて小さい話は
#うちでは一大事

 

そして、「美味しい😊」とひとこと。

 

僕たち大人は、子供より知っていることが多いから、なんで、しなきゃいけないかを、はしょりがちですが

この「なんで?」を伝えることの意味はとてつもなく、大きい変化を関係に生み出すと思います。

 

本当に、食べさせようと「魔法」に頼ってしまった自分に笑えます。

実際、「食べさせたいから、そう言ってるんやんな?」って

娘に言われたとき、妻は爆笑してました…

 

同時に、そんなことを分析できて、僕にブーメランを返せるようになったんだなーって

成長を感じて、微笑ましいような、寂しいような、そんな気分も味わえました。

 

もし、今後、誰かに何かをお願いするときは、「なぜ?」から始めてみては、いかがでしょうか?

 

それでは良い1日をお過ごしください。

ありがとうございました!

 

人生にベクトルを:荒井ゆうすけ

スタジオフォトアライ・ジュエ

お子様とご家族がいっしょに成長できる、そんな家庭作りを、写真と撮影と思い出を通してお手伝いしていきます。お届けするのは、パパであり、フォトグラファーであり、メンタルケア心理士でもある三重県松阪市の写真スタジオ、スタジオフォトアライ・ジュエの店長(荒井ゆうすけ)がお届けしていきます。どうぞよろしくお願いします。

スタジオフォトアライ・ジュエをフォローする
Twitter でフォロー
ブログ
スポンサーリンク
スタジオフォトアライ・ジュエをフォローする
ベクトル・ストーリーラボ

コメント