人に自分の表現を伝えるために必要な「フォーカス」の仕方

ベクトルストーリーラボ
この記事は約5分で読めます。

スタジオフォトアライ・ジュエ
店長の荒井ゆうすけです。

前回は、「伝えたいことがあれば、まずはそこにフォーカスすればいいですよ」っていうお話をさせて頂きました。

写真撮影でも人生でも基本になる「フォーカス」とは?
スタジオフォトアライ・ジュエ 店長の荒井ゆうすけです。 僕には、世界をもっとよくするための、自分の信じている信念があります。 それは 「人に進むためのベクトルがあれば、人はなんでもできて、何者にもなれる」 という信...

これは、写真でもコミュニケーションでも同じことで、

人生を生きる上で、結構大切なことだったりします。

 

そして、今回お伝えするのは、「フォーカス」についての続きで、

じゃあ、どこにフォーカスするのがいいの?っていうお話をしていきます。

 

自分が伝えたいことは、フォーカスすれば見えやすくなるけど、

それは、「全体」があってのフォーカスだよっていう話です。

早々に結論は出ちゃいましたが、

何かを表現して、誰かの心を動かすことでについて、割と大切なお話をしていきますので、

よかったら、最後までご覧ください。

多分、全編が例え話になると思うので、

こういう感覚だよ!っていうのが伝われば嬉しいです。

 

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フォーカスするとは、こういうこと

僕たちが撮る写真は、お子様の記念行事写真なので、

人物にピントを合わせることを必須としています。

 

このときの写真で伝えたいことは、お子様の楽しそうな表情だったり、お澄ましな表情だということです。

そんな表情だったら、僕たちより、ママやパパである「私たちが撮ればいいんじゃない?」って

なることもよくわかります。

 

お子様の表情だけで写真を判定するなら、負けちゃうと思います。
#謙虚

でも、どうでしょう?

写真はピントが合った表情だけじゃなく、

全体の世界観で雰囲気が変わると思いませんか?

 

僕たちが撮っているのは、その世界観や感性から生まれる、

写真というストーリーなんです。

 

つまりは、写真全体を見たときのバランスを大事にしているということ。

1枚の写真の中に、フォーカスされた部分もあれば、

フォーカスされていない部分もあって、

その組み合わせで、世界を作っているということです。

もちろん笑顔も、とても大事ですが。
#笑顔の写真を撮る努力と執念は毎回100%

 

今からややこしい前提をお話しておきます。

「フォーカスする」と「ピントを合わせる」は

同じ意味のようで、違う意味になります。

 

「フォーカスする」は注目する、集中するといった意味で、

表現や文脈という、ちょっとふわっとした意味合いです。

 

「ピントを合わせる」は、文字通り、
ピントが合っているか合っていないか。

 

1枚の写真を撮影する上で、どこかにピントは合わせるけど、

ピントがあった部分が、表現したいフォーカスされた部分じゃないってことです。

 

ちょっとわかりづらいと思いますので、実際の写真を見てもらいますね。

最近のスタジオで撮影したお子様の写真と、

スマホで撮った写真を見てもらいます。

 

笑顔の赤ちゃんの写真。

お顔にピントは合っています。

でも、伝えたい表現は
視線の先にあるものに笑顔を向けているということ。

つまり、赤ちゃんは、自分は何が楽しいかを判断できているということなんです。

視線の先にある、楽しい空間や出来事に対して、感情を出せていることを写した1枚。

これは、写真というより、写真から気づきを得られるということにフォーカスしています。

 

2歳女の子の七五三写真。

振り向き加減が、可愛いと思いました。

何かに夢中になっているときに、遠くから不意に呼ばれて、

振り向いたって感じがしませんか?(実際、そうだったんですけどね。)

 

この写真のフォーカスポイントは、そんな世界観です。

手前の左はしにある、ベッドの枠がボケていることによって、

距離があることを、なんとなく感じませんか?

 

受け取り方は人それぞれですが、

小さい女の子なのに、儚げな雰囲気が出ている感じが、なんだか良かったです。

そんな世界観にフォーカスしています。

 

7歳女の子の七五三でのドレス写真。

このフォーカスポイントは
「対比」です。

「対比」については、別の機会に詳しくお伝えしたい内容なんですが、

「対比」があるものに、人は心を動かされます。
#結論言ったから、もう別の記事で詳しくはいいかも

ちょっと意味が違いますが、

ヤンキーが猫を可愛がることによって、

「あれ?この人、実はすごくいい人なんじゃ…」みたいになるやつです。

 

写真の背景全体をボカすことによって、女の子がより印象強くなっていますね。

女の子の可愛さ自体に注目がいくようにしています。

 

そして、スマホで撮った花の写真。

これも先ほどと同じ、「対比」です。

これは、とくに何も考えずに撮っていて、

強いて言えば、花の色合いと下に向かって咲いていることを強調しているって感じかな。

スキル的に言えば、

写真の左下から右上に向かって、花たちが伸びているように「対比」で感じさせています。

そして、花の世界と現実世界の対比、みたいな雰囲気を作っています。

#でも、本当に無意識で撮影
#ぽいことを言える写真を選んだだけ

 

という感じで、

表現したいことを伝えるには、フォーカスすることが大事だよっていう前に、

フォーカスは全体という表現したい世界観や雰囲気があってこそ成り立つよ、っていうことです。

 

何を表現したいのか?を決めて

それをどう表現するのか?

これが大事なことになります。

 

そして、今回の記事は、絶対にわけわからんものになってるんだろうなーって思っています。

 

次回は、

正しいフォーカスとはこういうことで、

こういうフォーカスの仕方は、むしろ破滅を招くよ

っていう感じのお話をしていきたいと思います。

 

今回はこの辺で。

ありがとうございました!

スタジオフォトアライ・ジュエ

お子様とご家族がいっしょに成長できる、そんな家庭作りを、写真と撮影と思い出を通してお手伝いしていきます。お届けするのは、パパであり、フォトグラファーであり、メンタルケア心理士でもある三重県松阪市の写真スタジオ、スタジオフォトアライ・ジュエの店長(荒井ゆうすけ)がお届けしていきます。どうぞよろしくお願いします。

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